長辺とじ・短辺とじとは|書類・冊子作りの基本知識
書類や冊子、レポートなどを作成する際、「長辺とじ」「短辺とじ」という用語を目にすることがあります。これは、ページをめくる方向やとじ方の向きを指定する際に使われる言葉で、正しく理解しておくと印刷や製本の仕上がりがきれいになります。
1. 長辺とじ(左綴じ・横とじ)
定義:用紙の長い辺(縦方向)をとじる方法
特徴:
本やノートのように左側をとじるイメージ
横書きの文章に適している
見開きで読む場合も自然な向きになる
使用例:
レポートや資料集
一般的な書籍・雑誌(横書き中心)
A4用紙の冊子印刷
2. 短辺とじ(上綴じ・縦とじ)
定義:用紙の短い辺(横方向)をとじる方法
特徴:
カレンダーやメモ帳のように上側をとじるイメージ
縦書き文章やフリップ形式の資料に向いている
ページを上からめくるため、短い辺をとじることで読みやすい
使用例:
縦書き資料や報告書
カレンダーやフリップブック
メモ帳やチェックリスト
3. 選ぶポイント
文章の向き
横書きなら長辺とじ
縦書きなら短辺とじ
閲覧方法
見開きで読む冊子は長辺とじ
上からめくる資料やカレンダーは短辺とじ
印刷機やソフトの設定
WordやExcel、PDFの印刷設定で長辺とじ・短辺とじを指定できる
誤った設定で印刷するとページの向きが逆になることがある
まとめ
「長辺とじ」と「短辺とじ」は、用紙のどの辺を綴じるかを示す用語です。横書き・縦書きや冊子の閲覧方法に応じて選ぶことで、見やすく使いやすい資料や冊子を作ることができます。印刷や製本の際は、必ずこの指定を確認することが大切です。