女性の薄毛で一番多い「FAGA(女性男性型脱毛症)」とは?原因と最新の基準を徹底解説
「最近、髪のボリュームが減って地肌が透けて見える…」「分け目が以前より広がってきた気がする」
そんな悩みを抱える女性が増えています。実は、成人女性の薄毛で最も多い原因と言われているのが**FAGA(女性男性型脱毛症)**です。
男性の薄毛(AGA)とは進行パターンや原因が異なるため、女性には女性のための正しい知識と対策が必要です。この記事では、FAGAの仕組みから原因、そして病院で受けられる最新の治療法まで、専門的な視点で分かりやすく解説します。
FAGA(女性男性型脱毛症)の正体とメカニズム
FAGAとは「Female Androgenetic Alopecia」の略称で、ホルモンバランスの変化などが原因で引き起こされる進行性の脱毛症です。
男性のAGAが「生え際や頭頂部から局所的に薄くなる」のに対し、女性のFAGAは**「頭部全体の髪が細くなり、全体的にボリュームがダウンする」**のが特徴です。これを「びまん性脱毛」と呼び、特に分け目部分から地肌が目立ち始めることが多い傾向にあります。
なぜ髪が薄くなるのか?ヘアサイクルの乱れ
通常、髪の毛は数年かけて成長し、抜け落ちてはまた生えてくる「ヘアサイクル(毛周期)」を繰り返しています。しかし、FAGAを発症するとこの成長期が短縮されてしまいます。
その結果、髪が十分に育つ前に抜けてしまい、細くて短い「休止期毛」が増えることで、全体的に薄くなったように見えるのです。
FAGAを引き起こす主な3つの原因
女性の薄毛は単一の原因ではなく、複数の要素が複雑に絡み合っています。
1. 女性ホルモンの減少
最も大きな要因の一つが、エストロゲン(女性ホルモン)の減少です。エストロゲンには髪の成長を助け、ツヤを保つ働きがあります。更年期以降にエストロゲンが急減すると、相対的に体内にあるテストステロン(男性ホルモン)の影響が強まり、毛髪の成長が阻害されやすくなります。
2. ストレスと自律神経の乱れ
過度なストレスは自律神経を乱し、血管を収縮させます。頭皮への血流が悪くなると、髪を作るための栄養が毛根に届かなくなり、薄毛を加速させる原因となります。
3. 生活習慣と栄養不足
過度なダイエットによる栄養失調、睡眠不足、喫煙などは、髪の健康に直結します。特に髪の主成分であるタンパク質や、亜鉛、ビタミン類が不足すると、健康な髪を維持できなくなります。
病院で受けられるFAGAの最新治療法
「セルフケアでは限界を感じている」という場合、専門の病院やクリニックでの治療が最も効率的です。現在主流となっている治療法を紹介します。
内服薬(飲み薬)による体質改善
ミノキシジル内服: 血管を拡張し、血流を促進することで毛乳頭に栄養を届けます。
スピロノラクトン: 男性ホルモンの働きを抑制し、抜け毛をブロックする効果が期待できます。
パントガール: 髪に必要なアミノ酸やビタミン、ケラチンを配合した女性用育毛サプリメントの医薬品版です。
外用薬(塗り薬)での直接アプローチ
ミノキシジル外用液: 頭皮に直接塗布することで、発毛を促進します。女性の場合は一般的に1%〜5%程度の濃度が使用されます。
注入治療(メソセラピー)
注射器や専用の機器を使用し、成長因子(グロースファクター)や栄養成分を直接頭皮の深層部へ届けます。内服薬だけでは効果が出にくい方や、早期に結果を出したい方に選ばれています。
治療を始める前に知っておきたいポイント
FAGAの治療を検討する際、以下の3点に留意することが大切です。
効果が出るまで時間がかかる: 髪の生え変わりのサイクルに合わせるため、効果を実感するまでには最低でも3ヶ月から半年程度の継続が必要です。
早期発見・早期治療が鍵: 毛根が完全に退化してしまう前に治療を始めることで、より高い発毛効果が期待できます。
副作用の理解: どんな薬にも副作用の可能性はあります。自己判断で個人輸入の薬などを使用せず、必ず医師の診察のもとで処方を受けるようにしましょう。
まとめ:一人で悩まず専門家に相談を
女性にとって髪は「命」とも言われる大切なパーツです。FAGAは適切な治療を行うことで、進行を遅らせたり、再びボリュームを取り戻したりすることが十分に可能です。
「最近髪が変わってきたな」と感じたら、まずは薄毛治療を専門とする病院でカウンセリングを受けてみませんか?専門医による正確な診断を受けることが、理想のスタイルを取り戻すための確かな第一歩となります。
次は、あなたの通いやすい範囲にある「女性専用のカウンセリングルーム」があるクリニックを探してみるのはいかがでしょうか。
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